12月10日が「国際人権デー」ですが、今年の「国際人権デー」のテーマは拷問制度を無くすということです。
これについて、国連のアナン事務総長は8日談話を発表し、すべての拷問制度を無くすよう国際社会に呼びかけました。
この中で、アナン事務総長は「最近、ある国では国家安全を口実として、拷問制度実施禁止の面で例外を求めている」とした後、また、「拷問制度はテロリズムの道具であるが、それをテロ取り締まりで同じことをしてはならない」と指摘し、「拷問制度禁止に関する国際条約を尊重すると同時に、テロ容疑者が拷問される恐れのある第三の国へ引き渡すことを禁止する」と強調しました。
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