国連のアナン事務総長は2日、国連の通常予算審議におけるアメリカの提案に明確に反対した上で、「もし、わたしが提出した予算案が可決されなければ、国連は財政危機に陥る」と警告しました。

    アナン事務は当日、「ある国は2006年から2007年度の国連通常予算審議で2年間の一括予算の承認に異議を唱えたが、これは国連の立場に立って考慮したものではない。国連の職責は改革ではなく、国連総会や経済社会理事会、安保理から授けられた任務を完成することにある。当面の改革と活動にリスクをもたらす提案などを国連は取り入れるべきではない」としています。