国連のアナン事務総長は7日声明を発表し、エリトリア政府が一部の国連平和維持活動関係者の国外退去を命じたことを非難しました。
アナン事務総長は、この声明で「国連の職員は『国連憲章』によって保護をされており、平和維持関係者のエリトリア派遣も安保理の決議によるものである。したがってエリトリア政府のこの決定は、『国連憲章』と安保理決議の精神に背いている」と指摘した上で、無条件でこの決定を直ちに撤回し、安保理決議の精神を確実に遵守して、国連平和維持関係者の行動に対する制限を解除するようエリトリア政府に求めました。
今月6日、エリトリア政府は、国連のエリトリア派遣団に書簡を送り、派遣団のメンバーであるアメリカ、カナダ、ロシア及びヨーロッパのその他の国の軍事オブザーバーに10日以内にエリトリアから退去するよう求めていたものです。
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