レバノン訪問中のスーダン大統領特使を務めるイスメル氏は24日、ベイルートで「レバノンとシリアの和解を促すことを主張する」とのスーダン政府の立場を示し、ハリリ前首相暗殺事件の真相究明のため、国連安保理と協力することを、スーダンはシリアに働きかけると明らかにしました。
当日、レバノンのラフード大統領とサルーハ外相はそれぞれイスメル特使と会見しました。会見後の記者会見で、イスメル特使は、「レバノンとシリアが対話を通じてハリリ事件調査にある障害を取り除くことを、スーダンは主張する」と語りました。同時に、イスメル特使は、暗殺事件の真相究明は、レバノンの再度の暗殺を食い止めることができ、この事件の悪用や調査過程の政治化に歯止めを掛けることもできると指摘し、これは両国ないしアラブ民族の安全、世界の平和に対していずれも有益なことであると強調しました。
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