FAO ・国連食糧農業機関は22日、ローマで世界飢饉問題についての年度報告を発表し「世界で、飢饉と貧困にさらされている人口の数を半分に減らすというミレニアム目標を目指して、進展したものの、2015年までにこの目標を完全に実現させるには、その任務が重く、楽観視できず、その速度を速める必要がある」と述べています。
この報告書は「世界で、飢饉にさらされている75%の人口は農村地区に生活しているため、ミレニアム目標を実現させるには、発展途上国はその活動の重点を必ず農村地区に置き、農業への資金、技術の投入及びそれに対する支持を強化しなければならない。飢饉撲滅の目標を一日も早く実現させるため、先進諸国は発展途上国に対する援助を増加し、その債務の負担を減少させ、より平等な貿易を行うべきだ」と述べています。
|