国連の安保理が、21日、ボスニアヘルツェコビナに駐留するEU・欧州連合多国籍部隊の任期を1年延長し、2006年11月20日までに延ばすという決議を全会一致で可決しました。
決議は、10年前に調印した「ディトン平和協定」を支持すると重ねて表明し、ボスニアへツェコビナ各側がこの協定で定められた義務を厳格に遵守するよう呼びかけました。決議は、更に、平和協定が順調に執行される一番の責任は、ボスニアへルチェコビナにあると指摘した上で、国際社会と主な援助側がボスニアヘルチェコビナの再建に協力しようとする意欲は、旧ユーゴ国際刑事法廷と十分協力することを含め、ボスニアヘルチェコビナ当局が義務を履行するかどうかにかかっていると強調しました。
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