国連人権委員会特別報告起草者であるレアンドロ・デスポイさんが10日国連総会に提出した報告によりますと、イギリスの「テロ反対法」の制定、アメリカのグアンタナモ基地での特別軍事法廷の設立、およびイラク特別法廷の設立は、国際人権の基準に違反していると非難しました。
報告では、テロリズムを徹底的に取り締まるには、国際社会の共同活動が必要だが、一部の国によるテロ反対措置が国際人権の基準に違反しているとされています。
デスポイさんは、「アメリカがこのほど、キューバのグアンタナモ基地に拘束されている犯人に対し、軍事裁判を再開し、地方裁判所による関連訴訟の受理と容疑者側の弁護を拒否することは、公平な裁判に関する国際的基準に違反した」と述べました。
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