EU・欧州連合の25加盟国の指導者は16日ブリュッセルで開かれた首脳会議の席上、「EU憲法条約」の批准期限延長を決め、この条約の国民投票による可決プロセスを継続するかどうかを各加盟国自身が決めることを許可しました。
フランスのシラク大統領は、当日の会議で、EU特別首脳会議の開催し、EUとすべての加盟国の前途にかかわる重要問題を討議するよう提案し、またEUの今の議長国であるルクセンブルクのジュンケル首相は、会議後の記者会見で、「EUは今の"EU憲法条約"について改めて交渉したりはしない。その理由は、この条約がEUにとっては最適の選択肢だからだ」と述べました。
別の報道によりますと、フランスとオランダでは国民投票によるこの条約否決という影響をうけ、16日発表された民意調査の結果、多くのデンマーク人はこの条約について国民投票を実施することに反対しているということです。
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