今年のトーゴ大統領選挙の前後に起きた人権違反事件を調査する国連の作業チームは14日、トーゴの首都・ロメで、調査作業の開始を発表しました。
トーゴのエヤデマ大統領が今年の2月に逝去した後、その息子のフォール・ニャシンベ氏が4月に行われた総選挙で勝利を収めました。しかし、反対派連盟は選挙結果の受け入れを拒否し、それにより、トーゴの情勢が動揺し、これにより、少なくとも数十人が死亡し、3万人余りの難民が隣国へ逃亡しました。トーゴ政府はこのほど、調査委員会を設置し、騒乱とかかわる疑いのある人員の取調べを行っています。
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