国連は9日、『ミレニアム開発目標』の中間報告を発表しました。この報告は「ミレニアム計画が実施されて5年来、アジアは貧困撲滅の面で大きな成果を収めたが、各国が貧困人口を減少し、衛生条件を向上する面での道のりは長く、その任務も重いものだ」と強調しています。
この報告はまた、「1990年以来、世界で、毎日1ドル以下で生活している極端な貧困層の人口の数は1億3000万人が減少した。現在、10億人の人々が依然として、極貧ライン以下で生活している。このほか、嬰児の死亡率を低下させるミレニアム目標の進展状況は不十分なもので、発展途上国の嬰児の死亡率は先進国を大いに上回っている」と述べています。
国連のアナン事務総長は報告の前言で「2005年はミレニアム目標の実現を推進させる重要な一年である。」と述べ、更に、各国の指導者が確実な措置を講じて、確約を履行し、2015年まで、ミレニアムの目標を予定通りに実現させることを希望しました。
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