中国では一番大事にされている祝祭日は旧正月、中国語で言う「春節」です。毎年の旧正月には、振り替え休日を入れて、合わせて7日間の連休があります。旧正月と同じ、7日間連休の祝祭日はまた、5月1日のメーデーと10月1日の建国記念日があります。
しかし、公休日ではないですけど、中国の人々に大事にされている祝祭日もあります。旧暦の1月15日の団子の節句と、旧暦8月15日の中秋節などです。
こうした祝祭日は、古くからの習慣と一緒に、中国の民間に深く根を下ろしています。
ところで、過ぎ去ったばかりの中秋節は新しい過ごし方が現れています。というのは、どんな過ごし方なのか、お聞きください。
中秋節は旧暦の8月15日で、今年の中秋節は9月18日先週日曜日です。この伝統的な祝祭日は、どっちかといいますと、旧正月に次いで中国の人々から大事にされています。古くからの慣わしですと、この日になりますと、家族が一緒に集まり、月見をしたり、中秋節の代表的な食べ物、月の餅と書く月餅をみんなで分けて食べます。
今年の中秋節の過ごし方にはいつもの年と違う新しい過ごし方が現れました。
中国の宋代の詩人、蘇東坡の句を歌ったものです。曲名は「ただお互いが長く久しきことを願う」です。中秋というのは秋の半ばという意味にちなんで名づけられたそうです。
毎年の中秋節になりますと、中国の人々はできれば家族が家に一緒に集まり、丸くて明るい満月の下に月の餅・月餅や、旬の果物、スイカや林檎、葡萄などを置いていて、食べながら月見をし、家族でおしゃべりをします。
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