若い人々の中秋節の祝い方はもっとおしゃれです。例えば、携帯メールを出してお祝いの言葉を送ったり、インターネットで花束や月餅を注文して贈ってもらったりするなど、様々です。
大学を卒業したばかりの劉夢華さんは天津市のある外資系企業に就職しています。中秋節は古里の山西省に帰るわけには行きません。劉さんは、携帯メールを自分の代わりに帰らせてみんなにお祝いの言葉を言わせると言っています。
「携帯メールは、電話をかけるように、時間のことを気にかけることはありません。そして、電話で直接口にしにくい言葉を平気で言ってしまいますから、コミュニケーションがもっと直接になりますね。とってもいい方式と思います」
劉さんと同じような考え方を持つ若者は少なくありません。携帯メールを送るとか、インターネットで面白いメッセージや、お祝いのカードを注文するとか、簡単で面白く、気持ちを十分表すことができるということです。
また、ネット月餅を送る人々も少なくありません。受ける人はパソコンを開けると、すぐおいしそうな月餅が出てきます。マウスで「切る」を押すと、卵の黄身の餡が見られるように二つに分け、そして、黄身が月餅の中なら飛び出て、空に掛ける白い月様に変身します。いながらにして、中秋節のお祝いを友人の手元に届けるのです。こうした祝い方はユニークで好まれています。
|