月の餅・月餅は餡の入った丸い形のお菓子で、一家団欒という意味が含まれるものです。ですから、いつも中秋節の前から、家族や親友の間で月餅のお土産を交わします。また、企業がそれぞれ得意先に大量の月餅を送ります。ですから、中秋節は月餅メーカーとしてこの日は金儲けの日です。
しかし、今の中国人は今話しにあった伝統的な過ごし方のほか、新しいものが現れています。
労義波さんは中国南部の広州市の観光会社に勤めています。今年の中秋節は家族と一緒に海外旅行し、海外での中秋節は、何か異なるものがあるのか見てきました。
何で中秋節に外国旅行に出たのかと聞きますと、労さんの次のように語りました。
「外国で月見をするのはどんな感じなのか、知ってみたかったのです。象に乗って月見をするというのですから、非常にユニークに思っていました」
また天津の周志剛さんは、天津市政府に勤める公務員です。普段は忙しくて、なかなか一家団欒の時間がありませんから、中秋節を利用してお父さんお母さんの家を訪れる予定でしたが、今年の中秋節はちょうど日曜日ですから、周さんは家族を連れて、海辺で月見をしました。
「普段は忙しいですから、父と母を連れてどこかへ遊びに行く暇はなかなかありません。それに、年を取ったことで足が弱くなりましたから、めったに出かけません。今回は、私が車を運転して、父母や家内、子供を連れて、天津塘沽区の海辺へ行って、月餅や果物を食べながら、みんなでおしゃべりしました。本当に楽しかったです。
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