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北京にある世界遺産(後篇)

2014-07-04 16:57:59     cri    

 このほど、中国とカザフスタン、キルギスの3カ国が共同申請していたシルクロードの世界文化遺産登録を決めたというニュースを見て思いついたことは、北京にはどのくらい世界遺産があるのか、ちょっと気になって調べてみました。

 中国最大の検索サイト「百度(バイドゥ)」によりますと、2014年までの時点で、中国には47カ所の世界遺産があり、イタリアに次いで世界で第2位ということです。その中には文化遺産が33ヶ所、自然遺産が10ヶ所、両方とも揃っているところが4ヶ所となっています。北京市には6ヶ所もあります。

 北京にある世界遺産(前篇)では、周口店『北京猿人』遺跡、万里の長城、故宮博物院をご紹介しましたが、今回は以下の3つを見てみましょう。

 ★天壇

 天壇は、北京市の南部に位置し、明の永楽18年(1420年)に建造され、明、清(紀元1368年―1911年)2つの王朝の皇帝が毎年天と地の神を祭り、五穀豊穣を祈る場所でありました。また、中国で現存する最大規模の壇廟建築でもあります。天壇は1998年にユネスコに『世界文化遺産のリスト』に登録されています。世界文化遺産委員会は、「天壇は中国が現有する最大の古代祭祀用の建築群であり、中国の建築史における重要な位置を占めるだけでなく、世界建築芸術の貴重な遺産でもある」と述べています。

 ★頤和園

 頤和園は北京市北西部の海淀区にあります。中国の保存された最も完全な形で残る皇家庭園であります。造園は12世紀なかばからおこなわれました。金代に始まるが、離宮として整えられたのは、清の乾隆帝以後のことになります。1860年に英仏連合軍によって破壊されたが、光緒14年(1888)に西太后が海軍の経費を流用して改修し現在名に改め、避暑地としました。総面積は290ヘクタールで、そのうち4分の3は昆明湖の水面になります。頤和園は、西太后や光緒帝ら清代末期の支配者のゆかりの地で、近代史との関係が深く、当時の重大な歴史的事件の痕跡を多数留めています。辛亥革命後、1914年に一般公開され、1924年に本格的な公園となっています。

 ★十三陵

 十三陵、即ち明の十三陵のことであります。明十三陵は中国の明朝皇帝の墓群になっています。北京市の北西郊外の昌平区内の燕山山麓の天寿山に位置しています。明永楽七年(1409)5月から建築がはじまり、230年の間に長陵から思陵まで合わせて13人の皇帝の陵墓、7人の妃墓、1つの宦官の墓が建造されました。

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