両脇に控える可愛い人参ちゃんたち

　日本では｢ゆるキャラ｣という言葉がすっかり定着し、特に日本の各地の特徴がデフォルメされたキャラクターがご当地アピールを牽引していますが、中国ではまだ宣伝、広告方法は確立しておらず、キャラクターというものを大々的に利用している例はあまり見かけません。そして、よしんばあったとしても、デフォルメ具合が微妙だったりします。日本に比べキャラクターに対する反応が薄いという原因もありますが。

　しかし、日本人から見て、これはいける！と感じるものもあります。それが今回吉林省で出会った｢餃子くん｣と｢長白山人参ちゃん｣です。（勝手に命名）。

煌びやかな舞台の最後に登場し、強烈なインパクトを放つ餃子くん

　実はキャラクターではなく、取材した吉歌グループ吉林省歌舞団有限責任会社が制作する舞台『長白神韵』のパフォーマンスです。『長白神韵』は吉林省の自然や文化を歌と踊りで表現した華やかな舞台です。餃子くんと人参ちゃんはここに登場します。

　特に医薬で使用される人参がこんなにも可愛く見えるなんで驚きです。衣装デザインも素敵です。

　そして吉林省をアピールする華やかな舞台に登場する餃子くん、すっかり気に入ってしまいました！餃子の被り物に赤い長靴が効いています。（残念ながらこちらの写真はピンボケです。すみません。）

　吉歌グループ吉林省歌舞団有限責任会社にはぜひともキャラクター化と関連グッズの制作を期待したいです。（吉野綾子）