2014年4月15日リリース　

　eemedia

　中国の人気アイドル、李宇春（クリス･リー）が今年に入り、第1弾のシングルをリリース。前作アルバム『再不瘋狂我們就老了』以来、約2年ぶりとなる通算7枚目のニューアルバムもいよいよ発売となります。

　この新作でクリスは作曲に挑戦し、PVでもミステリアスなヒロイン役を演じ、クールな演技を見せています。爆発的でアグレッシブな歌詞を書き下ろしたのは、香港の林夕（ラム・チェッ）。張国栄（レスリー・チャン）や王菲（フェイ・ウォン）などトップアーティストに歌詞を多く提供しており、中華圏で影響力を持つ作詞家の一人として有名です。そして、プロデューサーにもトップ・ミュージシャンの張亜東（チャン・ヤードン）を迎え、強力な製作陣によるバックアップで実現した渾身作となります。

　新曲のPVはチェコのプラハで撮影し、殺人事件を目撃した女性が逃亡の旅に出かけるというストーリー仕立て。ノスタルジックな雰囲気が感じられる、ちょっと暗い色使いで見ごたえある作品になっています。冬のプラハが、彼女の「クールさ」をひき立てます。気になるストーリーの結末も是非も映像でお楽しみください。

【訳詞】

　ごめんね　涙を誘う感動モノは今の流行じゃない

　スーパーマンのような無敵肉体こそ王道

　注意　追い求めるのは相手の幅

　関係の長さなんてこだわらない

　虚しい　ありふれた優しさはただのサプリ

　忘れがちの人間こそ　ウケがよさそう

　気をつけろ　人間は草木ならぬと言うじゃない

　孤独は皆のサダメ

　情に深い人間は野暮ったい 昔にすがりつく人間は時代遅れ

　クールな生き方には余計な感触が納まらない

　まじめ過ぎる人間は負け組　だから気にしない

　クールな幸せは情熱あふれる冷血動物のもの

　酷（クール）　冷酷の酷 酷（クール）　気持ちより態度

　哭（クライ） 何をクライ まるで生ける屍

　酷（クール） 酷を装うだけ　装いだから満足できる

　いや　何を振り返ってるの　新しい客が来るよ

【李宇春（クリス･リー）】

　2005年8月、湖南衛星テレビのオーディション番組でグランプリに輝き、一夜にして中国トップアイドルの座についた李宇春（クリス・リー）。近年は歌手としてはもちろん、女優としても活躍しています。2009年の『孫文の義士団（原題：十月囲城）』、2011年の『ドラゴンゲート 空飛ぶ剣と幻の秘宝（原題：龍門飛甲）』、2012年年末のお正月映画『血滴子（The Guillotines/ザ・ギロチン)』など話題のアクション映画に出演し、女性アクションスターとしても大きく期待されている中、昨年は舞台に初挑戦し、活動の場をさらに広げました。