周杰倫（ジェイ・チョウ）と莫文蔚（カレン・モク）

　中華圏音楽シーン最大の音楽アワード「台湾金曲奨」の授賞式が、先月6月18日台北アリーナで行われました。1990年から始まったこのアワードは「台湾のグラミー賞」とも言われており、今年で21回目を迎えました。注目の最優秀（北京語）男性歌手賞と女性歌手賞は、人気歌手の周杰倫（ジェイ・チョウ）と莫文蔚（カレン・モク）がそれぞれ受賞し、周杰倫（ジェイ・チョウ）は、2010年にリリースしたアルバム「跨時代」が最優秀北京語アルバム賞にも輝き、ダブル受賞となりました。

 
「台湾金曲奨」に初登場の「48」スペシャルチーム

　中華圏音楽シーンの一大イベント「台湾金曲奨」ですが、毎年6月に授賞式が行われます。今年、話題を呼んだのは、受賞のスピーチと共に年内に結婚するといきなり宣言した莫文蔚（カレン・モク）。映画やCMをはじめ、女優として活躍している莫文蔚（カレン・モク）は、実は、歌手としても高い評価を受けています。今回女性歌手賞の受賞は、実に8年ぶりとなる2度目の快挙です。受賞後の記者発表会で莫文蔚（カレン・モク）は受賞の喜びを語った上、挙式の予定を報告しました。

　交際相手については、17歳のころ留学先のイタリアで交際していたドイツ人男性で、初恋の恋人だったことも分かりました。カレンによると、破局した彼と再会したのは2000年の頃でしたが、その後09年にイタリアで同窓会に出席して再び顔を合わせ、交際に発展したということです。初恋から24年を経て、今年10月にイタリア・フィレンツェの教会で挙式を予定しています。カレンは「昔恋に落ちた人と復縁するのは、縁が深いとしか言いようがありません。彼にプロポーズされたんです」と幸せそうに語りました。

　「Wおめでた」となった莫文蔚（カレン・モク）は、「金曲獎」の話題を独占したようですが、一方、毎年、日本からアーティストを招く「金曲獎」の授賞式、今年は、AKB48と姉妹グループのSKE48、NMB48の3グループからなる16人のスペシャルチームが参加し、こちらも大ブレークの兆しを見せています。

　当日夜、「48」スペシャルチームは、人気のグループ飛輪海（フェイルンハイ）のメンバー2人と一緒にプレゼンテーターを務め、その後2曲を披露しました。中華圏全域で影響力を持つ「金曲獎」での初舞台が、「48」の中国への全面進出のきっかけになればと思います。（ミン・イヒョウ）