【スタッフ】

　監督：チェン・イーリー（陳亦利）

　プロデューサー：ジョン・ウー（呉宇森）

　【劇中歌】

　スー・チー／天堂口（天国のドア）

　【ストーリー】

　舞台は1930年代の上海。南方の田舎から３人の男たちが上海にやってきます。彼らは「天国」というクラブで働きながら、それぞれ夢を抱くようになります。

　ある日、３人は、上海の黒社会を牛耳る男と、その愛人でクラブ歌手の「露露（ルル）」という女に出会います。３人はその男の下で働くようになり、「露露（ルル）」とも仲良くなりました。

　「露露（ルル）」は男の愛人でありながら、別の男を愛していました。それを知った黒社会の男は、裏切り者を殺すよう３人に命じますが、事態は思わぬ方向へ進んでいきます。

　【レビュー】

　大陸、香港、台湾の人気俳優が勢ぞろいの新作映画。田舎から出てくる３人の男を、ダニエル・ウー、リュウ・イエ、トニー・ヤンが演じています。そして、黒社会の男はスン・ホンレイ。その愛人「露露」を演じるのがスー・チー。「露露」が愛している男を演じるのがチャン・チェンです。特にスー･チーとチャン･チェンは、ホウ・シャオシェン監督の 『百年恋歌』という映画でも恋人役を演じています。今回は2度目の共演ですから、さらに息の合った演技を見せてくれています。

　監督は、新人のチェン・イーリー（陳亦利）という監督です。新人監督にしてはなかなかの力作だと言えます。

　（編集：ミン亦氷）