年末映画なら、中国の場合、コメディー映画のイメージが有ります。今年中国で一番注目を集めている年末映画はでしょう。
馮小剛(フォン・シャオガン)監督といえば、陳凱歌(チェン・カイコー)監督や、張芸謀(チャン・イーモウ)監督、何平(ホー・ピン)監督及び俳優から監督デビューを果たした姜文(チアン・ウェン)など、中国大陸の有名な映画導演と並ぶレベルの人物です。しかし、まだ日本での知名度はそれほど高くないです。他の監督の作品と比べると、まだ日本では彼の作品はあまり紹介されていないです。また、彼が得意の「ブラック・コメディー」のテイストが、外国語に訳すと、その面白さが伝わりにくいと言う事も理由の一つではないかと思います。
馮小剛(フォン・シャオガン)監督、これまでにも、『大碗(ハッピー・ヒューネラル)』や、『手機(携帯電話)』といったお正月映画を大ヒットさせましたが、今年の新作『天下無賊』については、11月18日に北京で発表記者会見を行い、今、かなりの話題を呼んでいます。
この映画には、劉徳華(アンディ・ラウ)や、劉若英(レネ・リウ)、李氷氷など中国大陸、香港、台湾からのスーパースターが出演していますので、彼らの素晴らしい演技が、きっと観客を虜にすることだろうと思います。その記者会見では、馮監督が、数量限定3000枚の貴重なプレミア巨大ポスターをメディアに公開しました。今、そのポスターは、中国の各新聞や、雑誌、インターネットなどでも大きな話題となっています。このポスターはインターネットでも販売されており、その売上金は北京市慈善協会に寄付される事になっています。
『天下無賊』。いよいよ12月6日はプレミア上映式が北京市の全国政治協商会議場で行なわれ、9日からは一般公開がはじまります。馮小剛監督は既に来年1月ごろから、次回作の時代劇アクション・『夜宴』の制作に入る事も明らかにされました。すごい。精力的ですね。
中国の今年の年末映画、馮小剛監督の『天下無賊』と香港の周星弛監督の『功夫』についての紹介は12月4日(土)初放送、12月5日(日)再放送の『エンタメ・Weekend』でオンエアする予定です。
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