2012年1月23日から2月11日まで（旧暦1月1日から20日）、山西省太原市動物園の新春祭り会場で、「威風鑼鼓」（ウェイフォンローグー）の合奏が行われます。

　「威風鑼鼓」は、中国山西省に昔から伝わる民間祝祭活動の1つで、中国で最も代表的なものです。

　「天下第一鼓」と言われる山西威風鑼鼓の歴史は約1400年前（619年）に遡ります。後に唐の皇帝となった李世民は山西省霍州にある敵の城を一気に倒すため、百人の銅鑼や太鼓を一斉に鳴らし、兵士は太鼓の音で進軍し、銅鑼の音で退きました。このような秩序ある戦術によって李世民は一連の勝利を収めました。

　この銅鑼と太鼓の合奏はやがて民間に伝わり、式典や集会、祭りなどで、神を迎え、邪気を祓うのに用いられるようになりました。

　では、この天までも轟く、壮大な「威風鑼鼓」をお楽しみ下さい。（編集：白昊）