東直門は元代に建設され、崇仁門と呼ばれていました。明代初めに改築され、明の洪武年間に現在の東直門となりました。北京城が建設される際、材料となる木材の運搬口であったため「木門」と呼ばれていたそうです。この門は北京内城にあった九つも門の中で一番小さな門でした。しかし、現在は長距離バスの発着所やバスステーションがあり東エリアの交通の中心となっています。バスのほか、地下鉄2号線の乗り換え駅、そして空港線の発着駅でもあり、いつも旅行者の姿が絶えない場所です。
観光スポット
南館公園
現在の南館公園がある場所はもともと銅工場でした。1956年に北京市は緑地化計画を進め公園となりました。公園の北側にはロシア大使館があり、大使館が置かれる前には北京で初めて造られたギリシア正教の教会がありました。ここが一般には「南館」と呼ばれていたことにちなみ、南館公園となりました。
アクセス:地下鉄A出口出て、東直門内大街に沿って西へ。
東直門内北中街を右折し北へ。
中国医史博物館
1982年に建設された博物館です。世界でも収蔵品が豊富で多くの時代をカバーする医学歴史博物館で、イギリスの科学者、日本の漢方医、アメリカの科学歴史研究家など海外から著名な専門家たちが参観に訪れました。新石器時代から近代までの中国医学の文物が収蔵され、石針や石斧など古代の医療道具も紹介されています。このほか歴代の名医が書き残した原稿も多数あり、学術研究においても価値がある文物を収蔵しています。
アクセス:地下鉄D出口出て、西へ直進。北新倉挟道を左折、
南へ直進し北新倉胡同を右折。
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