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チベットの子供が誰でも本を読めるように

2010-05-04 16:59:17     cri    

 全国政治協商会議委員である図登克珠教授はチベット大学で20年以上教鞭を取ってきました。記者にここ数年来のチベット教育事業の変化について熱心に話してくれました。現在、チベットでは全国各地と同じように9年義務教育制度が実施され、すべての子供が無料で小・中学校に通うことができます。

 1950年代のチベット平和解放前、チベットには近代的な学校は一つもありませんでした。政治と宗教が一体化した封建的な農奴制の下、チベットは長期にわたって立ち遅れた状態にあり、寺院と地方政府が僧侶と貴族のために作った学校しかありませんでした。当時、適齢児童の入学率はわずか2%で、字の読めない青壮年は95%占めました。

 チベットの平和開放後、中央政府はチベットの教育事業への投資を大幅に増やし、多くの優遇政策を実施しました。今、チベットの教育事業は大きな変化が起こっています。

 これについて図登克珠教授は、「チベットの教育、特に基礎教育の管理レベルは全国の最前線に位置している。たとえば、義務教育の段階では、途中で学校を止めた生徒の両親、学校、教師及び地方教育局は処分される。今の状況から見れば、チベット自治区では9年義務教育の普及は基本的に達成した。農牧地区では労働力が不足しているが、子供に学校を止めさせて、羊飼いをさせる農家はない」と述べました。

 統計によりますと、2001年から2006年までの間、中央政府はチベット教育事業の建設に23億元余りを投入しました。小・中学校の校舎が補修され、チベット大学は新校舎を建設しました。このほか、小・中学校の遠距離通信教育プロジェクトが実施され、教育条件が大きく改善しました。これについて図登克珠教授は「放牧地での固定住宅とインフラ施設の建設に政府は大きな力を尽くした。そのうち、際立っているのは学校の建設だ。チベットでは、最も立派な建物は学校だ。私はこれまでの20年間、この変化をこの目で見てきた」と話しました。

 チベットの教育機関はチベット語教育を非常に重視しています。地方政府はチベット語の学習と普及を促し、小学、中学、高校、大学まで5冊のチベット語教材を編纂しました。

 農牧地区ではチベット語を主としていますが、標準中国語のほか、条件のあるところでは英語の授業も開設しています。たとえば、チベット大学では地方の言語試験をパスする必要があるため、漢族の学生もまずチベット語を学習しています。このため、チベット語の普及率は非常に高いのです。

 チベットで卒業した大学生の中、農牧地区と末端政府機関に勤める人は多数を占め、一部の人はまた、試験を通じて、国家公務員になりました。そして企業に就職する人もいます。チベット大学の卒業生の就職率は80%以上に達したということです。

 しかし、チベット教育は依然として多くの困難が存在し、教育のレベルをいかに向上させるかは差し迫って解決すべき問題です。図登克珠教授は、「自給自足の方式ではチベット教育の発展の必要を完全に満たすことはできない。国家が資金援助を提供すると同時に、より高い素質の人材がチベットの建設に参加することも必要だ」話しました。(翻訳:トウエンカ)

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