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少数民族ホイ族の古里に恵みをもたらす黄河

2010-03-15 11:14:15     cri    

 寧夏ホイ族自治区は中国北西部にあります。中国第2の大河「黄河」は 寧夏の中央を390キロに渡り流れています。ここ数年、黄河沿いで町づくりが進められて、町の風景と生態環境が一新、観光業と経済が大きな発展を遂げました。少数民族のホイ族が多く居住している呉忠市では、黄河の湿地の開発と「黄河金岸」の建設が進められています。

 「黄河金岸」とは黄河の優れた点を下に、経済を発展させることです。直接的には黄河の美しい景色を利用して、観光業を開発することです。

 ホイ族の馬嘯峰さんは生っ粋の「呉忠人」です。大学卒業後、まず、南の地方で働きました。2008年の夏に帰省した馬さんは黄河ほとりの変ぼうぶりを目のあたりにして、観光客向けの民宿を始めることを思いつきました。次の年に、馬さんは民宿を初め、予想以上の素晴らしい成果を上げ、現在の経営の拡大を図っています。

 これについて馬さんは、「民宿はいつも満員です。多い時は1日に300人の観光客が訪れたこともあります。現在、民宿を大きくする計画です。地元の観光の需要はとても大きく、一つの民宿旅館では収容し切れません」と話しました。

 呉忠市は水資源にも恵まれています。黄河は町の中を65キロもゆるやかに流れています。ここの土地は平坦で、大小の湖と湿地があちこちに広がっており、「水の町」をつくる条件がそろっています。自治区政府はおととしから、黄河沿岸の町づくりのテンポを速める『黄河金岸』プロジェクトを実施してきました。これについて、呉忠市水務局の葉鉄強副局長は「面積1040ヘクタールにわたる湿地と湖の復元作業が終わりました。呉中市には2660ヘクタール以上の湿地がある。大自然の美しい姿が見られます」と話しました。

 馬さんの話によれば、黄河金岸と水の町の建設は呉忠市に大きな変化をもたらしました。春や夏、秋の気候は南の地方とほぼ同じようになり、観光客が増え、昨年上半期の観光収入は3億元に達したということです。

 呉忠市は歴史のあるホイ族の古里です。民族の特色を大事にした町つくりをするため、呉忠市は黄河のほとりに民俗博物館、文化芸術館、イスラム文化芸術センターなどシンボルとなる建物や施設をつくりました。

呉忠市の人々は黄河に対し特別な想いを持っています。黄河の恵みによって呉忠市はますます美しく、栄えていくでしょう。(翻訳:トウエンカ)

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