広大な中国の大地は56の民族を育んできました。そして、この大地に生きる各民族と各地域の特色ある音楽は多彩な中国の音楽世界を作りました。優雅な江南地区の伝統音楽や、情熱的なモンゴル草原の響き、華やかな京劇、そして西南地方の少数民族の美しいハーモニー……この番組では中国各地の心を揺さぶる旋律と音色をご紹介していきます。皆さん、ご一緒に中国民族音楽のルーツを探りましょう。
今年の北京は4月下旬に入っても、肌寒い日が続き、桜の開花も心配されました。しかし、道端にひっそりと咲いている清楚な白い花ハクモクレンや、黄色いオウバイの花、それにピンク色をした桃の花はひと足早く春の息吹を運んでくれました。特に黄梅は、春を迎える花という名前の迎春花とも呼ばれていますから、この時期にピッタリです。まだその他にも名前を知らない春の花が一斉に咲いて、春の到来を歓迎しているようです。
こんなにキレイな季節を迎えたので、第一回の中国メロディーは「春」をテーマに中国各地の曲を紹介しましょう。春は一年で一番美しい季節だと言えます。春を待ち焦がれている子供達にとっても、寒く長い冬が終わり、明るくて暖かい春を迎え、色とりどりの花が咲いている芝生で自由に遊べることは何よりも嬉しいことですね。
中国のわらべ歌の中にも春をうたったものがたくさんあります。今日、まずお送りするのは、私も子供の頃良く歌った「春天在哪里(春はどこにある)」です。この歌は中国では誰でも知っている歌です。
春はどこにある
春はどこにある
春は子供達の目の中に
ここには緑の木、ここには赤い花
また、さえずる高麗鶯もいる
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