上海進出5年目の日本のレストラン検索サイト「ぐるなび」社(中国語名"咕嘟妈咪")は、上海万博の開催に備え、万博会場内と周辺のレストラン検索サービスを提供する「上海万博美食サイト」(http://expo.gudumami.cn/)をオープンさせました。
「ぐるなび上海」社の池澤勇夫総経理によりますと、このサイトは上海のレストラン協会、料理協会と観光局との提携でスタートしたもので、中日英三カ国語で配信しています。
加盟店自身の配信に力を入れるというこれまでのホームページ作りに対して、万博サイトでは、各レストランの特徴を引き出すためのインタビュー記事に重点が置かれていました。
現在、万博会場内の"中国八大料理のレストラン街"や街中のレストラン情報の紹介がメインになっていますが、開催後は、エリア別のレストラン紹介や会場周辺のグルメ情報など特集で伝える予定ということです。
現在、日本人利用客は全体の5%ですが、人数が増え続けていると言います。
「地元在住の人はもちろん、日本からの観光客や、出張で来られたビジネスマンにとっても使いやすいホームページにしたい。4月1日より、日本語対応のコールセンターを設けました」、と池澤総経理は話します。
現在加盟店の数は4万店舗。昨年末までの閲覧数は一年前の1.5倍に増えて、月間3400万PVに躍進。今年は上半期で5000万PV/月、年末までに1億PV/月を目指すと意気込んでいます。
「最初は苦労が多かったですが、ようやく地元の方たちの行動や生活スタイルに馴染むようになりました。今年度は黒字転換になる見込みです」と、ほっとした様子の池澤総経理。
日本からは100万人が訪れると見込まれている上海万博。その万博が提供した大きなステージをどこまでも生かして、世界の人々に愛用されるレストラン検索サイトを目指して頑張っていくと自信を見せました。(Yan)
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