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中国の鉄道 急速発展で世界を牽引

2010-02-11 13:31:53     cri    

 2009年には中国鉄道の発展ぶりが世界を驚かせました。営業距離数は8万6千キロで世界2位、高速鉄道開通距離数は2319キロメートルで世界1位となり、湖北省武漢市と広東省広州市を結ぶ武広旅客専用線の平均時速は341キロに達して世界トップとなりました。

 国民経済の輸送の大動脈として、鉄道は昨年、大規模建設のピーク、大規模運営スタートのピーク、技術設備の独自開発のピークをそれぞれ迎えました。これにより、中国は国際金融危機のダメージに積極的に対応する上での主体性を獲得し、鉄道は「成長・生活・安定の維持」という目標の達成に大きく貢献しました。

 ▽ 内需拡大・成長維持の牽引車

 2009年に行われた鉄道関連の固定資産投資は7千億元に達し、鉄道建設投資の過去最高水準に達しました。通年の鉄道インフラ建設投資は6千億元に達して前年比79%増加し、第9次五カ年計画(1996-2000年)と第10次五カ年計画(2001-05年)期間の同投資の合計を上回りました。鉄道部の劉志軍部長は「鉄道発展の歴史を振り返ると、2009年は中国鉄道史上で投資規模が最も大きく、新路線の営業スタートが最も多い年となった」と話します。

 昨年は一連の重点プロジェクトが着工し、大規模な鉄道建設プロジェクトが秩序をもって、高い水準で、効率よく進められました。通年の新規着工プロジェクトは123件、新路線の軌道敷設距離は5461キロメートル、複線化された路線の距離は4063キロメートルに達しました。新たに営業をスタートした新路線の距離は5557キロメートルで、うち旅客専用線は2319キロメートルに上り、新たに営業開始した複線化路線の距離は4129キロメートル、電化された路線の距離は8448キロメートルに達しました。武漢駅や長沙南駅など104の旅客専用新駅が誕生したことは、鉄道の現代型ターミナル建設の新たな成果に数えられます。

 大規模な鉄道建設投資が内需拡大や成長維持の「牽引車」となりました。ある予測によると、鉄道建設投資が1万元行われるごとに、2トンのセメント、0.32トンの鋼材、25作業日分の労働力が必要になるということです。この割合でいくと、09年の鉄道建設投資では鋼材2千万トン、セメント1億2千万トンが消費され、600万人分の雇用が創出されたことになります。

 現在、鉄道の新路線建設距離は3万3千キロメートル、投資規模は2兆1千億元。営業距離数は8万6千キロメートルで世界2位です。大規模な鉄道建設は鉄道自体に大きな変化をもたらしただけでなく、経済・社会の安定的発展にとってのカンフル剤となり、持続的な活力を注入するものとなりました。速報値の統計によると、鉄道投資の約40%は材料費、人件費、労働者の消費といった形で鉄道沿線にとどまるとされ、また鉄道の大規模発展は機械、冶金、建築材料、電子情報などを網羅する産業チェーンのグレードアップにつながると予測されます。ある試算によると、鉄道投資と関連産業との間には最高で1対10の牽引効果があり、09年だけでも数兆元規模の経済牽引効果を生み出し���ということです。

 ▽生活改善・構造調整の大動脈

 昨年12月26日、営業距離数で世界一となる高速鉄道・武広旅客専用線が正式に開通し、千里の距離がある広州と武漢をわずか3時間で結ぶことになりました。これにより中国高速鉄道の営業距離数は2319キロメートルに達して、世界一となりました。

 09年には鉄道の旅客輸送量はのべ15億2500万人に達し、前年比6321万人(4.3%)増加しました。増加量のうち相当の部分が高速鉄道によるものです。北京-天津間を30分、石家荘(河北省)-太原(山西省)間を1時間、武漢-南京(江蘇省)間を3時間足らずで結ぶなどして、高速鉄道の営業範囲が大きく拡大し、「大容量、高速度、公共交通化」という鉄道の新たな優位点がより一層明らかになってきました。

 昨年の高速鉄道の相次ぐ開通に伴い、環渤海湾地域、長江デルタ地域、珠江デルタ地域、関中都市群、武漢都市圏といった地域規模の経済局面が面目を一新しつつあり、産業移転ペースが明らかに加速するとともに、高速鉄道を中心とした経済帯が各地に誕生しました。天津社会科学院発展戦略研究所の楊立新所長は「高速鉄道のモデル提示効果は明らかで、現在では高速鉄道のあるなしが他地域への投資や産業移転に際しての重要な参考指標になっている」と指摘します。

 鉄道旅客輸送の発展は貨物輸送発展の可能性ももたらします。昨年の鉄道貨物輸送量は33億2千万トン(前年比1.9%増)、輸送トンキロは3兆3118億600万トンキロ(同0.7%増)に達し、木材の輸送量全体の85%を輸送したほか、原油の85%、石炭の60%、鉄鋼・金属精錬製品の80%が鉄道で運ばれました。国のマクロ調整や経済社会発展のニーズに基づき、鉄道部門は石炭、穀物、化学肥料、緊急支援物資といった重点物資の優先的輸送をたびたび集中的に行い、石炭不足の緩和、穀物価格の安定・抑制、石炭供給の安定などを保障する上で特殊な役割を発揮しました。

 ▽海外進出が新たな主力に

 2009年には中国の鉄道技術・設備の独自開発の歩みが加速し、車両本体や機関車、プロジェクト建設、通信信号・情報化などの面でめざましい成果を上げただけでなく、海外の資本・技術の導入から海外進出へとシフトチェンジし、国際ハイエンド市場の開拓に向けて着実な一歩を踏み出しました。海外進出の主な成果として▽2階建てステンレス客車626両をオーストラリアに輸出▽高効率内燃機関20台をニュージーランドに輸出▽サウジアラビアのメッカ巡礼線となる軽量軌道交通プロジェクトが順調に進展。▽ベネズエラ中・西部の鉄道プロジェクトが着工したことなどが挙げられます。

 車両・動力機関についてみると、時速350キロメートルの国産動力ユニットが量産化を実現し、北京と天津を結ぶ京津都市間鉄道、武広高速鉄道などの輸送の質が一層高まりました。鉄道部門は高速動力ユニットの中核技術の研究をさらに進展させ、新世代高速動力ユニットのシステム設計プランを確定し、すでに生産がスタートしています。高効率機関車の中核技術の刷新も重大な進展を遂げ、6軸タイプ7200キロワット、6軸タイプ9600キロワットといった高効率電力機関車、および6千馬力の高効率内燃機関車の大量生産も始まりました。また70トン級の新型貨物車も大量引渡が完了して使用が始まり、貨物車のグレードアップや世代交代が急速に進みました。

 通信信号や情報化の分野では、鉄道デジタル移動通信システム(GSM-R)のカバー範囲が一層拡大し、同システムの通信プラットフォームに依拠した高速鉄道運行抑制技術が重大な進展を遂げました。これにより独自の知的財産権を備えた、鉄道企画「CTCS-3」級の列車制御システム技術の標準システムと技術プラットフォームがひとまず完成し、武広高速鉄道での実際の利用がスタートしました。

 今や鉄道の現代化建設は中国の「看板」です。昨年に京津都市間鉄道を視察した外国の元首、政府の要人や代表は100人を超え、中国高速鉄道の発展ぶりは高く評価されました。米国、ブラジル、ロシアなどの国も中国との協力の意向を明らかにしています。現在、鉄道部は米国、ロシア、ブラジル、サウジアラビア、ベネズエラ、ミャンマー、キルギス・ウズベキスタン、ポーランド、インドなどとの海外協力プロジェクト調整チームを立ち上げており、国内の関連企業を組織して海外市場の開拓を進めています。こうした動きを受けて、中国鉄道の海外進出の歩みがさらに加速することが予想されます。

 「人民網日本語版」より

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