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幸せの町・広州の「江南大道」

2010-11-18 12:34:07     cri    


























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 アジア大会で熱戦が繰り広げられている中国の南都市・広州、今は世界の注目を集めています。アジア大会の開催によって、国内外から沢山の観光客やスポーツファンが広州の町を訪れています。「チャイナライフ」、今回は広州でとっても独特な町、「江南大道」にスポットを当ててご紹介します。

 「江南大道」、「江戸」の「江」に「南」と書く大通りで、名前に「大きい道」の「大道」がありますけど、長さ500メートルぐらいの「江南大道」は広州で決して大きな道とは言えません。でも、人々に「幸せの道」と呼ばれています。実は江南大道にウエディングドレスや披露宴の関連製品などを売る専門店300店舗以上が集まっています。中国だけでなく、東南アジアにもたいへん人気があって、有名です。確かに、広州は香港に近く、おしゃれな町としても知られています。

 30年前、中国の改革開放政策は広東省からスタートしました。そして、当時、一部の華僑は広州に工場を作って、アパレルの加工貿易に取り組んできました。江南大道周辺に、たくさんのウェディングドレスの加工工場が出来たそうです。そのときの商品は東南アジアへの輸出がメインでしたが、中国国内での生活レベルの向上に従って、西洋風のライフスタイルが浸透し、多くの若者が西洋式のウェディングドレスに憧れるようになりました。そして、結婚式の記念写真や披露宴のときには、必ず白いウェデングドレスを着るようになりました。江南大道のウェディングドレス産業はいっそう拡大してきたということです。

 広州地元の人に聞いてみたら、披露宴をするなら、必ず「江南大道」へ来てウェディングドレスを選ぶそうです。ここの商品は200元(およそ日本円の3000円程度)の庶民的なものもあれば、1万元以上(日本円の20万円程度)の高価なものもあります。レンタルよりも安い。ドレスは一度しか着ないし、高すぎるのも躊躇しますが、これだけ値段の幅があるなら、選びがいがあります。ですから、香港や台湾、東南アジアの国々から買い求めに来るお客さんが絶えないということです。一部の店舗は自分のブランドも出しています。また、西洋風の白いウェディングドレスだけでなく、中国式の披露宴で着る赤いチャイナドレスや、東洋と西洋のデザインをアレンジしたドレスなどもあって、ますます人気が高まっています。

 

 さすが「幸せの町」、別に買わなくても、町歩きをしながら、ショーウィンドーの商品を見るだけでも幸せな気分になれそうですね。ドレスだけではなくて、ウェディングドレスに合わせたネックレスやイヤリング、コサージュなどのジュエリーや髪飾りがたくさん揃っていますよ。値段も非常に安いものから高価なものまで全部あります。ワンストップのサービスを提供しているんですね。また、こちらで自分のサイズに合わせてオーダーすることもできますよ。各店舗にはウェディングドレスのデザイナーがいます。お客さんの身長や年齢、性格によって、いろいろとプロの視点からアドバイスし、試着もフォローしています。さらに、お客さんが自分でデザインしたものに合わせて作ってあげることも出来ます。広州を訪れるなら、絶対に一度行ってみたくださいね。

 

 でも、この町で買い物するときには、いくつかのアドバイスがあります。

 まずは、値段のやり取りですね。定価より半分ぐらい低くして交渉することです。ここは日本人にとっては慣れないところかもしれませんね。

 そして、二番目のアドバイスは男性を連れて行かないこと。男性たちはショッピングに興味がないため、男性と一緒に行くと、よく催促されて、じっくり見比べることが出来ませんから。そして、男性を連れて行くと、値段の交渉はとても無理かもしれませんよ。見栄を張るために、値段の交渉をせずについ買っちゃうという男性が結構いますので、店の人は男性の心理をよく知っているんですね。

 三番目は、出来れば、スリッパを履いて行くことです。なぜかと言うと、一部の店の試着室に入ると、靴を抜くことが要求されますね。スリッパなら、試着の際はとても便利ですよ。街中でスリッパを履くのは勇気が要りますが、ドレスのためならできるかも。

 最後に、とても重要なことですよ。大江大道のウェディングドレスやチャイナドレスなど、一般的にいいものは大体人民元の400元から800元ぐらいします。出来れば、規模の大きい店で買うことをお勧めします。400元と800元の間なら、日本円の5000円から1万円程度ですね。納得できる値段です。アジア大会の観戦で広州を訪れている日本の皆さん、チャンスがあれば、ぜひ広州の「幸せの町」を訪れてみてください。(エーリン【イキイキ中国】より)

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