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中国のお笑い、「相声(漫才)」

2010-09-16 15:00:29     cri    

























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 日本ではここずっと、お笑いの人気が高くて、テレビの番組でも見ない日はないというほど定着していますが、ここ中国にもバラエティ番組もありますし、晩会とよばれる大型番組にお笑いはかかせません。今回は北京の「お笑い」を体験してみます。

 さてまずは中国の「相声」について皆さんにご紹介します。相声というのは、日本語でいうと漫才です。一人、または二人のかけあい漫才で、話芸です。明時代には既にさかんだったようで、北京ではじまり広まり ましたが、その後は各地で行われ方言漫才なんかも生まれました。伝統的なこの相声も時代の変化とともに新しいものが生まれているようです。

 北京の西にある西城区文化センターです。いま、ここで毎週の土曜日に漫才の公演が行われています。2009年の7月に「新笑声客桟」という漫才倶楽部が誕生しました。会場はなんだか、寄席のような雰囲気でした。ここの特徴は、「酷口漫才」です。日本語でいうと「クール漫才」でしょうか。これはこれまでの漫才とは異なっいて、新しい形式ですね。伝統的なものに、これまでなかった演出方法や、概念でつくられた現代漫才です。舞台に上がったのは、昨年大晦日に生放送された中国春節聯歓晩会(春節の夕べ)にも出演した、賈鈴と白凱南の若手コンビです。男性と女性のコンビですよ。これは伝統的な漫才ではなかなか見られなかったのではないでしょうか。

 実際に見てみて、漫才というよりコントの要素が強く感じました。音をよく使いました。効果音ですね。場面の切り替えとか。それにその音にあわせたコミカルな動きですね。こういう表現はこれまでなかったものなのですごく新鮮に感じます。

 ところで「新笑声客桟」なんですが、これは昨年、つくられたばかりの漫才倶楽部なんですが、中央戯劇学院の創作漫才とパフォーマンス班の卒業生らで構成されています。中国放送演芸団の新しい戦力とされ、近年北京の漫才の新鋭といわれているんです。中央戯劇学院は、1950年に設立した国立の大学で、パフォーマンスや舞台芸術など演劇関係を学べることで有名です。

 北京では若者の深刻な若者の就職難がいわれていますが、このように伝統芸術に挑戦して夢を追う若者もだんだんに増えています。賈鈴さんはもともと、コメディを学んでいたんですが、偶然中国漫才と出会い、この道に入ったそうです。学歴社会とか、格差社会の不安がひろがる中で、みずからすすんでこのような不安定な道をすすむ若者がでてくるというのも新しい動きですね。やはり80後(80年代に生まれた)という世代の違いがあると思います。

 時代を風刺したものが多いですから、話題になっていることを知っているとおもしろく聞けます。中国をまるごと理解するなら、漫才で中国語の勉強をするのもいいかもしれません。庶民の生の言葉の代表みたいなものですから、きっと親近感をおぼえると思いますよ。「新笑声客桟」は毎週の土曜日の7時から公演を行っています。旅行の合間に北京の寄席の雰囲気を感じてみてはいかがでしょうか。(『イキイキ中国』より))

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