現在、中国の土壌汚染は深刻で、約5分の1の耕地が汚染されています。環境保護省はこれに対応するため、大気と水の汚染の防止と整備を目指してこれまでにそれぞれ打ち出した「大気十ヵ条」と「水十ヵ条」に続いて、「土地十ヵ条」の制定に取り組んでいます。

　今回土壌汚染防止のために資金投入が決まった30都市は、各地域の汚染対応の緊迫性、対応策の合理性、インフラ施設の条件、保障措置などを審査した上で決められました。中央財政は今後3年間、これらの都市の汚染対応を支援することになり、2015年は28億元を投入することになりました。また、これらの資金は厳格に監督・管理され評価システムを導入すると同時に、目標の達成期限と任務の分担を明確にし、第13次五カ年計画の期間中に著しい成果があげられるよう努めるということです。（Katsu、小山）暮らし・経済へ