中国共産党中央総書記で中央軍事委員会主席でもある習近平国家主席は18日午前、貴州で開かれた座談会で、第13次5カ年計画における貧困扶助開発活動と経済社会発展に対する意見と提案を聴取しました。

　習主席はその席上、第13次5カ年計画を「小康社会（いくらかゆとりのある社会）の全面的構築プロセスにおける既定の節目の1つ」として、「その最大の難関は農村部、とりわけ貧困地域にある」と強調しました。さらに、各級共産党委員会と政府に対し、タイミングをしっかりと把握し、第13次5カ年計画における貧困扶助開発活動を科学的に計画し、貧困人口の2020年までの貧困解消を確保するよう求めました。

　習主席はまた、「改革開放政策が実施されて以来、計画的かつ大規模な開発を目的とする貧困扶助活動を全国範囲で展開することによって、わが国の貧困人口は大幅に減少し、貧困地域の変貌も著しい。しかし、貧困扶助開発活動は、依然として大きな試練に直面している。各級共産党委員会と政府は緊迫感を持って、積極的に貧困扶助の難関に一層取り組むべきだ」と強調しました。貧困扶助開発活動の強化に対し、指導者責任の明確化、貧困扶助活動の精度と効果の向上、社会的な力の動員と一体化、末端組織の役割の強化という4つの要求を提出しました。（洋、林）