4月26日の「世界知的所有権の日」に先立ち、2014年度の「知的所有権保護 社会満足度調査報告」が24日、北京で発表されました。報告によりますと、2014年の中国の知的所有権の保護状況に対する国民の満足度は69.43ポイントとなり、3年連続で上昇したということです。

　中国は、2012年から3年連続で知的所有権保護に関する社会満足度調査を実施しており、その得点は2012年から順に、63.69、64.96、69.43ポイントとなっています。これに対し、中国特許保護協会の肖魯青事務局長は、「（満足度が）年々向上しているが、依然低い水準だ」としています。

　回答者の満足度をグループ別に見ると、香港、マカオおよび台湾の投資企業の権利者は他の企業より高く、商標権の権利者は特許権と著作権の権利者より高いということです。

　同報告は知的所有権の権利者や一般民衆および専門家という3つのグループを対象にアンケートを実施し、1万2729件の有効な回答を集めました。（洋、小山）暮らし・経済へ