上海市国有資産監督管理委員会の管理下にある光明食品は、中国で2番目に大きな食品企業で、乳製品、砂糖、キャンディ、農産品、野菜、酒類などを生産しています。光明食品はここ数年でニュージーランドの乳製品メーカーのシンレイ・ミルク社（Synlait Milk Limited）をはじめ、オーストラリアのマナッセン・フーズ社（Manassen Foods）やイギリスの朝食シリアル製造企業ウィータビックス社（Weetabix Food Company）、フランスのワイン醸造企業のディーヴァ・ボルドー社（Diva Bordeaux）など多くの会社を買収しました。

　Tnuva社はイスラエル最大の食品会社として、85年の歴史を持っており、食品の生産や販売、小売を行っています。製品は乳製品、冷凍野菜、家禽類、卵類、肉製品、お菓子などです。

　光明食品の担当者、潘建軍氏によりますと、「光明食品にとってTnuva社の買収は、長期的な戦略における投資だ。Tnuva社はこれからもイスラエルの会社として存続し、世界市場への新たな進出を通してイスラエル経済における地位を固めていく方針だ」ということです。（殷、小山）　国際・交流へ