中国の劉結一国連大使は3日ニューヨークにある国連本部で、中国が安保理の輪番議長国を務めるこの2月に、シリア問題や、中東問題、イラク問題など地域的な重点問題を討議する会議を20回以上開くことを発表するとともに、国際の平和と安全の維持をテーマとする一般討論の開催を提案しました。

　劉大使は安保理の2月の輪番議長として3日午前の会議の進行を務め、この1ヶ月の活動計画を採択した後、記者会見を開きました。

　劉大使はこの日潘基文（パン・ギムン）国連事務総長に、国際の平和と安全の維持をテーマとする一般討論の開催を提案する書類を提出しました。この一般討論は、「国際の平和と安全の維持：歴史を鑑にし、『国連憲章』の趣旨と原則への確約を再確認する」をテーマとし、中国の王毅外相の主宰が提案されました。

　劉大使は記者団に「今年は国連創設70周年および世界反ファシズム戦争勝利70周年という節目の年にあたり、国連は9月に一連のフォーラムを開催する。国連の信用と権威を強める重要な契機であることから、国連が率先して行動し、リーダーシップを発揮するべきだ」と述べました。（ZHL,林）国際・交流へ