国務院の李克強首相は30日夜、中国訪問中のフランスのヴァルス首相とともに、北京の国家博物館で行われた中国・フランス国交樹立50周年記念活動の閉幕式に出席しました。

　李首相はあいさつに立ち、「過去1年間で中国とフランスは政治、経済、人文と国際事務など各分野の協力で実り豊かな成果を収めた。双方は800回以上にも及ぶ記念活動を行い、両国国民の相互理解を促進し、互いに友情を深め、両国の友好関係という民意の基礎を固めた」と一連の記念活動の成果を評価した上で、これからの中仏関係について「新しい情勢の下で、中国はフランスとともに戦略的かつ長い目で両国関係を考え、協力による共栄を目指して、戦略的相互信頼を増し、人文などの分野での交流を深めていくことを期待する」と述べました。

　フランスのヴァルス首相はあいさつで「この1年間、双方はさまざまな国交樹立50周年を祝う記念活動を行い、両国間の交流において多くの『初めて』となる記録を残した。これは両国国民の深い友情を示すものである。フランスと中国の協力は潜在力が大きく、両国関係発展の見通しに十分な自信を持っている」と述べました。（ヒガシ）