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 国連、第二次世界大戦の大虐殺犠牲者を追悼

2015-01-29 13:52:23     cri    

 国連本部は28日、「国際大虐殺記念日」にちなんだ式典を開催し、第二次世界大戦中に起きた大虐殺の犠牲者を追悼しました。国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長やイスラエルのリブリン大統領などは、「歴史の悲劇を繰り返さないため、実際の行動を取るよう」国際社会に呼び掛けました。

 パン事務総長は同日に開かれた記念式典で挨拶し、「70年前の1月27日、ソ連軍はポーランドにあるアウシュヴィッツ強制収容所を解放したが、そこで起きた大虐殺は今でも人を震撼させる。現在の世界において、過激主義、人間性を失った残虐な行為および偏ったやり方は依然として存在する。この10年来、国連は大虐殺をめぐる教育普及プロジェクトの中で、偏見を無くし、共通認識を持ってさまざまな問題に取り組むよう全世界の人々に働きかけてきた」と述べました。

 リブリン大統領は、「国連は第二次世界大戦の廃墟の上に築き上げられたものだ。その趣旨の1つは、大虐殺のような悲劇を繰り返されないことだ。大虐殺に一線を引き、その線を超えることがないようにするのが、国際社会の責任だ」と語りました。

 また、第69回国連総会のアントワン副議長はクテサ議長に代わって挨拶し、「大虐殺の教訓を汲み取り、後世に伝える責任がある」と指摘しました。

 国連本部は27日の暴風雪警報によって閉鎖されたため、記念イベントは28日の延期開催となりました。(洋、keiko)国際・交流へ

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