日本放送協会（NHK）の籾井勝人会長は18日、「慰安婦」などの問題に関し、誤った発言したとして、「痛切に反省」と陳謝しました。

　籾井勝人会長は同日、自民党総務会に出席し、「いろいろご迷惑をおかけした。今後は慎重に発言する」と述べました。

　籾井会長は先月25日、就任の記者会見で、「『慰安婦』問題はどの国でもあった」など、誤った発言をしました。

　また、NHKの百田尚樹経営委員も今月3日、演説の中で、南京大虐殺を否定する発言をしました。

　NHK経営陣の発言は日本国内と国際社会の強い批判を招きました。日本の自民党、大島理森前副総裁は「籾井会長の発言はNHKの信用を損なった。籾井会長が深く反省し、信用を改めて得るように努力するよう希望する」と述べました。

　中国外務省の洪磊報道官は5日、「日本国内の少数の人が歴史を抹殺しようとしたり、蓋をしようとしたり、歪曲しようとしている。これは国際正義と人類の良知に対する公然たる挑戦だ。国際社会は非常に警戒するべきだ」と非難しました。（玉華、山下）国際・交流へ