中国とラテンアメリカ・カリブ諸国共同体（CELAC）フォーラムの第一回閣僚級会合が8日から9日にかけて北京で開かれています。8日付けの中国共産党機関紙「人民日報」の論評コラムでは、世界の五分の一の面積、世界人口の四分の一にあたる双方が団結・協力の新たなステージに踏み込んだことを意味すると書かれています。

　コラムでは習近平国家主席が昨年7月に開かれた中国とラテンアメリカ・カリブ諸国の首脳らとの会合で述べた談話を引用して、「中国とラテンアメリカの関係がこれまでで最も良い時期にあり、新たな歴史のスタート地点に立って、より大きな進展を遂げる舞台は整った」としました。また、「中国の夢とラテンアメリカの夢は互いに結びつき、補完し合うことができる。世界経済の中心が大西洋から太平洋へ移り、中国とラテンアメリカ地域を代表とする新興市場経済体が世界経済での影響力を絶えず拡大するにつれ、中国とラテンアメリカの協力パワーはますます大きくなるに違いない」と論評しました。（ヒガシ、高橋敬）国際・交流へ