ルカシェビッチ報道官はロシア外務省で開かれた記者会見で、「ウクライナがNATOへの加盟を目指していることに対するロシアの立場は、周知の通りだ。今後行う可能性のあるNATOの東への拡大によって、ヨーロッパと全世界の軍事・政治情勢に変化が起きるだけでなく、ロシアの国家安全の利益に直接の影響をもたらすことになる。これに対し、ロシアは必要な対抗措置を取らざるを得なくなる」と述べました。
さらにルカシェビッチ報道官は「ウクライナが内政と外交において、NATOに向けて方向転換をすることは、ウクライナ危機の解決にプラスとならないばかりか、ウクナイナを一層深刻な政治危機、経済危機に陥れることになる」との考えを示しました。
ルカシェビッチ報道官はまた、「ウクライナが非同盟路線を放棄することは、ウクライナ当局がNATOへの接近を選び、ロシアとの正常な関係発展を諦めたことを意味している。これは今後、ロシアとウクライナの『兄弟関係』の悪化につながり、経済やエネルギーなど一連の分野における両国の協力プロジェクトの実施を阻むことになるだろう」と指摘しました。(洋、小山)国際・交流へ
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