中国の劉結一国連常駐大使は18日、アフガニスタンの各勢力が知恵と誠意を持ってアフガニスタン人民の利益を重んじ、和解プロセスに積極的に参加するよう呼びかけました。

　これは劉大使がアフガニスタン問題をめぐる国連安保理の会議で述べたものです。劉大使はその際、「2014年はアフガニスタンにとって、政治、安全、経済といった3つの過渡期を迎えた重要な一年となっている。安定、繁栄、そして各民族が調和の取れた共存を実現するアフガニスタンを全面的に構築するためには、アフガニスタン政府と人民によるたゆまぬ努力が必要で、国際社会からの持続的な関心と支援も欠かせない。民族の和解促進が当面の急務だ」と指摘しました。

　さらに、「アフガニスタンで平和と安定を実現するためには、幅広い基礎固めと包容力ある政治的和解に向けた努力が必要である。アフガニスタンの各勢力は知恵と誠意を持ってアフガニスタン人民の利益を重んじ、和解プロセスに積極的に参加してほしい。中国は国際社会と共にアフガニスタンの和解プロセスに建設的な支援をしていく」と述べました。（12/19　Lin,敬明）国際・交流へ