四川省康定県で22日夕方に起きた地震によって、23日午後8時現在までに5人が死亡、54人の負傷者が出ています。康定県、道孚県、丹巴県、九龍県、瀘定県、雅江県と55の郷の被災状況がひどく、7万9000人あまりが被害を受けています。現在、被災地での救援活動が順調に進められています。

　康定県塔公郷多拉村に設置された地震救援指揮本部では、テント、布団、防寒服などの調達を急いでいます。

　省、州（市）、県などから11の医療チームのメンバー886人と疫病予防の職員104人が被災地に入り、救護と疫病予防に取り組んでいます。

　四川省康定空港グループによりますと、震源地から30キロ離れたところにある康定空港では既に通常どおりの運航に戻りました。地震により集中してしまった旅客や荷物を分けて運ぶため、24日と25日の両日、毎朝6時に成都から康定行きの便を増やすということです。（殷、小山）暮らし・経済へ