中国の李克強首相は12日、アメリカのオバマ大統領との会談を終え、ミャンマーを訪問するため、飛行機で同国に向かいました。
李首相はミャンマーで東アジアサミットなどの一連の会議へ出席するほか、同国を公式訪問します。今回の訪問はアジア太平洋経済協力会議(APEC)が北京で行われたのを機に、中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)の関係や中国とミャンマーの関係の深化、東アジア地域における協力推進、地域の平和と安定の維持の面で重要な意義があるとみられています。
今回の一連の会議には、ASEAN+1(中国)首脳会議、ASEAN+3(中日韓)首脳会議、東アジアサミット(ASEAN+8)が含まれます。
李首相は日程では、ます東アジアサミットに出席し、サミットの発展方向についての原則と立場を述べ、「首脳の率いる戦略フォーラム」としての性質の堅持や、ASEANによる主導、協議による一致、各方面の快適さに配慮するなど既定の原則の堅持を強調する予定です。
続いて出席する今年のASEAN+1首脳会議では、中国は対ASEAN関係の政策を述べ、ASEAN共同体の構築への支持を改めて表明し、ASEANとより緊密な運命共同体を構築できるよう努め、この1年間の「2+7協力枠組み」の進展を振り返る予定です。
そして13日に行われるASEAN+3首脳会議に出席し、マクロ経済金融政策の協調や財政金融安全・食料安全などの分野での協力、アジア自由貿易システム、投資融資システムなどの構築をいかに強化するかといった議題が取り上げられる予定です。
これらの会議の後、李首相はミャンマーへの公式訪問を始めます。今回の訪問は、中国の新指導部が発足して初めてのミャンマー訪問となります。今回の訪問を通じて、ミャンマーとの友情を深め、両国の全面的戦略協力レベルが新たな段階に引き上げられることが期待されます。(白昊、小山)
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