中国の習近平国家主席は7日午後、北京の人民大会堂でカンボジアのフン・セン首相と会談しました。

　習主席はフン・セン首相の来訪と相互連携パートナーシップ対話の参加に歓迎の意を表したうえで、「中国・カンボジア両国の伝統的な友情は貴重だ。中国はカンボジアとのハイレベル交流と党の間の交流を保ち、国政運営の経験を共有し、相互連携や農業、水力発電、経済特区、教育、医療、通信、観光などの分野で協力を推進し、『一帯一路（シルクロード経済帯と21世紀海上シルクロード）』の建設を共に推進していきたい」と指摘しました。

　フン・セン首相は、「カンボジアは引き続き、中国の主権、安全、領土保全の維持を支持し、中国とのハイレベル交流を強化し、協力を拡大し、友情を伝承していきたい。カンボジアは、中国が行った相互連携パートナーシップ対話とアジア太平洋経済協力会議（APEC）首脳会議を全力で支持し、『一帯一路』の建設を通じてカンボジアのインフラ整備と経済発展をけん引し、地域の一体化を通じて地域の平和と安定を促進したい」と述べました。（白昊、林）