報告書は17の中国主要都市の投資チャンスを分析した結果、この結論に至りました。報告書は、「上海の不動産小売業市場において供給と需要がともに高まっており、家賃も穏やかに上昇する傾向にある。中国不動産市場のホットスポットとして、上海の不動産小売業市場は投資家の注目を集めており、取引が引き続き活発である」と指摘しました。

　また、北京の不動産小売業においても、価格上昇の潜在力が注目ポイントの1つとなっているとされています。北京ではハイエンドの消費が際立っており、社会消費の小売総額が全国トップとなっています。北京の小売業の品目は分散していますが、長期的に見ればその小売市場はいくつかの中心に集中する傾向があり、国際ブランドの進出も加速しています。

　杭州の高品質不動産小売市場では、供給不足が最も大きな特徴です。このため、家賃は急速に高騰しています。今後2、3年間において、不動産小売業の投資市場は活発化する見込みです。（洋、小山）暮らし・経済へ