中国国務院の李克強首相は現地時間の14日夜、ローマにあるバルベリーニ宮殿で、イタリアのレンツィ首相と共に中国・イタリア企業家委員会の委員や、企業家代表と会見しました。

　李首相は両国の企業家委員会が成立して4ヶ月の間に収めた成果を評価し「両国企業間が結んだ協力協定の金額規模は100億ドルを超えている。双方向の投資のうち、技術や金融分野の協力内容が多いことは、両国が単なる製品を売買する関係だけではなくなったことを意味し、協力レベルの高さを表している。今後両国の企業家がチャンスをつかんで、両国の企業間協力を新しい段階に推し進め、より多くの成果を作り上げていくことを期待する」と話しました。

　これを受けてレンツィ首相は「両国はともに悠久な歴史を持っており、両国友好の歴史は長く、協力の基礎は強固なものだ。イタリアは中国と経済のグローバル化の課題に対応していきたい。両国の企業が貿易、投資、金融での協力範囲を拡大し、両国関係発展の動力を増やし、国民に利益をもたらすことを期待している」と述べています。（殷、高橋敬）