王毅外相は、ブレジンスキー氏が長年、中米関係の発展を積極的に支持し、推し進めてきたことを称賛し、双方は、世界と地域情勢に現れた新しい変化をめぐって立ち入った交流をしました。

　王外相は「中国は世界の平和と地域の安定に対し積極的に力を尽くしていく。中国側はアメリカ側と戦略的交流を深め、相互尊重を踏まえた上で、現在の世界と地域における重要問題に手を携えて対応していきたい」話しました。

　ブレジンスキー氏はこれを受け、「目下世界では様々な問題が生じているが、その数多くの問題は米中の提携がなければ、コントロールがしにくい上、解決もさらに難しい。米中は協調・協力の強化に尽力し、世界の平和、発展と安定を共に維持していく必要がある。これは両国と全世界の共通利益に合致する」と話しました。

　ブレジンスキー氏はアメリカの著名な政治理論家、地理政治学家で外交家でもあります。その名著である『地政学で世界を読む』（原題：The Grand Chessboard: American Primacy and its Geostrategic Imperatives）、『孤独な帝国アメリカ――世界の支配者か、リーダーか？』（原題：The Choice: Global Domination or Global Leadership）などが国際関係分野の必読本とされています。（Yan、林）