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 習主席、SCO首脳会議で基調演説

2014-09-13 15:04:41     cri    

 上海協力機構(SCO)加盟国首脳理事会第14回会議が12日、タジキスタンの首都・ドゥシャンベで開かれました。中国の習近平国家主席、カザフスタンのナザルバエフ大統領、キルギスタンのアタンバエフ大統領、ロシアのプーチン大統領、タジキスタンのラフモン大統領とウズベキスタンのカリモフ大統領が出席しました。

 加盟国の首脳らは小人数で会談を行った後、アフガニスタンのカルザイ大統領、イランのロウハーニー大統領、モンゴルのエルベグドルジ大統領およびインドとパキスタンなどオブザーバー国の代表、そして議長国のゲストであるトルクメニスタンのベルディムハメドフ大統領、国際および関連地域の組織代表らを招き、ラフモン大統領の主宰による全体会談を行いました。首脳らは会議で2013年のSCOビシュケクサミットを振り返り、この一年でSCOが出した成果や、加盟国によるSCO業務の更なる完備、SCO地域内の長期的な善隣友好関係の発展、地域安全の維持と保護、実務協力の強化および現在の重大な国際問題および地域問題について意見を交わし、合意に達しました。

 習主席は基調演説で「地域の安全と安定を維持することを任務とし、共同発展と繁栄の実現を目的に、国民同士の意思疎通を促進し、対外交流協力の拡大を原動力にする」と主張しました。

 各国首脳は、積極的な措置によりテロ組織や分裂主義者らなどを共同で取り締まり、国家主権を尊重し、内政を干渉しないことを原則に、手を携えて平和、安定、公正かつ開放的な情報空間の建設を促進するべきだとしました。また、中国が提案したシルクロード経済ベルトの建築に積極的に参加し、貿易投資の便宜化およびインフラ施設の連携化を促し、財政金融面での協力関係を拡大し、SCO基金およびSCO開発銀行の建設に関する研究を加速させること。食糧とエネルギー安全を保障すること。物流を発展させ、文化、科学技術、イノベーション、教育、衛生、旅行やスポーツ分野での協力を強化し、対話を増やすこと。そして国連およびほかの国際・地域組織との協力を拡大し、加盟国とオブザーバー国および会話パートナーとの関係を更に深めるべきだといった内容に各国首脳は同意しました。

 このほか、アフガニスタン、シリア、ウクライナ問題などについても意見を交わしました。

 会議では、2015年のSCOサミットをロシア連邦西部にあるバシコルトスタン共和国の首都ウファで開くことを決定しました。

 加盟国の各首脳は『SCO加盟国首脳ドゥシャンベ宣言』に調印し、一連の決議を採択し、共同記者会見を開きました。(怡康、高橋敬)

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