第7回上海協力機構（SCO）安全保障会議秘書官会議が11日～12日、北京で行なわれます。中国外務省の劉為民報道官は10日、北京で、今回の会議はSCOが将来、安全保障分野で法執行協力をより良く展開し、薬物密輸、越境組織犯罪とサイバー犯罪において新しい共通認識に達するよう期待すると語りました。

　今回初めて、中国で開催されるこの会議では、中国の孟建柱国務委員が座長を務めます。地域の安全情勢や、SCOの安全分野での協力強化などを議題にし、併せて今年のSCOサミットの開催準備を整えていくということです。会議では、サミットの提出用に、過激宗教勢力、民族分裂勢力、国際テロ勢力という「三つの勢力」を取り締まり、域内の平和や安全と安定を脅かす文書を審議する予定です。

　会議期間中、中国の指導者は各国代表団の団長と会談を行うほか、孟建柱国務委員は各メンバー国の安全保障秘書官と二国間会談を開き、二国間関係や二国間の安全保障分野における法執行協力などについて意見交換をしていくということです。（Yan、Keiko）