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 スコットランド独立問題、英首相らが残留を呼びかけ

2014-09-11 11:35:25     cri    

 スコットランド独立の是非を問う住民投票が18日に迫る中、イギリスのキャメロン元首相、メージャー元首相、ブラウン元首相が連日、スコットランドに対し、連合王国の分裂を避け、イギリスに残留するよう、呼びかけています。

 キャメロン元首相は10日、イギリスの新聞「デイリー・メール」に寄稿し、「イギリスは北大西洋上の列島だが、歴史ではスコットランド、イングランド、ウェールズ、北アイルランドが共に手を携え、非凡なる成果を成し遂げてきた」と、その意義を強調しました。そのうえで、「イギリスの今の政治連盟は非常に大切なものだ。スコットランドの人たちも、これを疑うべきではない。そして、1つの家族を引き裂いてはいけない」と残留を強く訴えました。

 同日、イギリスのメージャー元首相も新聞「タイムズ」に寄稿し、「スコットランドの独立はイギリスとスコットランドにとって、多大な損失をもたらす」と指摘しました。そして、「イギリスがスコットランドを失うと、スコットランドにある戦略核兵器が取り除かれ、イギリスの軍事力は取り返しのつかないダメージを受け、アメリカとの緊密な関係も続けにくくなるだろう」と憂慮を露わにしました。

 また、ブラウン元首相も8日、独立の反対と残留を呼びかける陣営に加わりました。権限委譲のタイムテーブルを公表したうえで、スコットランドが独立を選択しなければ、近く法改正を促し、スコットランドに更に拡大した自主権を与えることを約束しました。この法案はイギリスの3大主要政党の支持を得ているということです。

 最新の世論調査では、独立を望むスコットランド人が引き続き増加していることが分かりました。また、イギリスの世論調査会社が7日に発表した調査結果では、独立賛成派が初めて反対派を上回ったということです。(09/11 Lin, 山下) 国際・交流へ

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