税関の統計データによりますと、今年第2四半期の中国・ASEAN貿易額は1154.73億ドルに達しており、第1四半期に比べ9.74%の伸びとなっています。また、今年上半期の双方の貿易総額は昨年同期比で4.8%上昇し、同時期の中国の対外貿易の平均伸び率よりやや高い数値となっています。
中国・ASEAN商務理事会は31日、北京で『2014年中国・ASEAN自由貿易区四半期報告』を発表しました。同理事会の許寧寧理事長は「貿易データは回復しているものの、双方の2020年までに1兆ドルという貿易目標達成までにはまだ道のりは長い」と指摘しました。
許理事長は「第2四半期では、中国の対ASEAN一部加盟国への貿易黒字がいち早く伸びている。つまり、中国の輸出額のほうが当該国からの輸入額より大幅に高くなっている。今後、双方は引き続き地域内のブランド提携を強め、貿易構造の最適化を図り、輸出入の両方から市場を開拓していく必要がある」と話しました。
中国国際貿易促進委員会の于平副会長は「中国とASEAN諸国の経済貿易協力は今が要の時期であり、中国・ASEAN自由貿易区のバージョンアップに向け、双方はこれまで以上に相手側の市場に積極的に注目し、政府はより多くの公的サービスを提供していかなければならない」と表明しています。
(Yan、小山)暮らし・経済へ
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