中国の習近平国家主席は現地時間17日、ブラジルの首都ブラジリアで、ルセフ大統領と会談しました。

　習主席は会談の中で、「今年は中国とブラジルが国交を樹立して40周年になる。40年来、両国は相互尊重、互恵共栄を堅持し、協力し合い、交流してきた。そのことで、長期的に安定した関係発展を遂げ、絶えず新しい段階へと引き上げられ、政治と戦略的相互信頼と利益の連携が未曾有のレベルに達している。両国はまさに運命共同体になった」としました。そのうえで、「双方は交流と協力を強化し、戦略的な協調を深め、良好な外的発展環境を作っていく。それぞれが発展を推進するとともに、発展途上国の共同利益を維持し、国際社会におけるバランスの取れた発展を推進し、世界の繁栄と安定を維持していく」との考えを示しました。

　会談後、双方は中国とブラジルの全面的戦略的パートナーシップの更なる深化に関する共同声明を発表しました。